WTO閣僚会議が開催、紛争解決制度の改革などが議論の焦点に!
2024年2月26日、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで開催された世界貿易機関(WTO)の閣僚会議が、新たな世界貿易ルールの策定を目指して開幕しました。
しかし、オコンジョイウェアラ事務局長や各国代表らは、期待を抑える姿勢を示しました。
オコンジョイウェアラ氏は会議冒頭の演説で、前回会議よりも雰囲気が「厳しい」と述べ、戦争、緊張関係、選挙などの問題に触れました。彼は合意に至るのは容易ではないとの認識を示しました。
![WTO閣僚会議が開催、紛争解決制度の改革などが議論の焦点に! 1 新闻8](https://rakuec.com/wp-content/uploads/新闻8.jpg)
アブダビで議長を務めるUAEのタニ・アル・ゼユーディ対外貿易担当相は、「WTOを中核とする多国間貿易システムは重大な岐路に立たされ、多くの課題に直面している」と指摘しました。
彼は、WTOが世界の人々にとって重要な成果をもたらす能力を十分に備えていることを訴えました。
一方で、インドのゴヤル商工相が初日の会議を欠席したことで、一部の代表者の間には懸念の声が上がりました。
会議では、漁業への補助金を禁止する合意が期待されています。